注意 : お店での店長の話は長いですが、
私の文章は、まとまり無く長いですm(__)m
御了承下さいませ。
坂本酒店が、飛騨の酒蔵で、“今”一番いいな〜と思う蔵元さんと言えば、「蓬莱」の蔵元、飛騨古川の「渡辺酒造店」さんです。
かつて(いや今もかな?)、淡麗辛口で、水のように綺麗なお酒が流行っていた頃がありました。日本の至る所で、飛騨高山周辺ですら、時代の風潮にあわせた「淡麗辛口」の酒造りが多くなされました。すっきり綺麗な端麗辛口のお酒、冷やしてキュッと飲むと旨いんですよね。食事にもあわせやすいし。
ワインの世界でも同じだと思うのですが、国際的に人気がある葡萄品種、例えばカベルネ ソーヴィニオンやシャルドネなどは、世界中の至る所で栽培され、同じ醸造テクニックを使い、生産国が違っても、同じような味に仕上がっている事が多々あります。「世界基準の美味しさを追い求める、グローバリズム」ってやつです。チリのカベルネもオーストラリアのカベルネも、同じような味がするんです。(ここで反論がある方、分かってます。今回は話の主旨がちょっと違うとです。ちょっと我慢して下まで読んで下さい。)
高い技術力と専門的な醸造コンサルのアドバイス、またそれをよしとする世論の支持などで、お酒の品質は高まりました。世界のどんな所でも、流行の美味しいお酒が造られています。
けどね、それだけだと満足出来ないんですよ。
その土地に行ったら、その土地でしか味わえない物がないと、面白くないじゃないですか。飛騨高山に観光に行って、マクドナルドの照り焼きバーガー食べますか?(ドイツのトリアー市内のマックにグラッと来た事は内緒)
※下の文章につづく・・・
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渡辺一番酒 純米大吟醸中取り生(720ml)
山田錦(精米歩合40%) 6,300円(税込み木箱入り)
ハークとカミッロが来日した時、まだ熟成過程にあったこのお酒を特別に試飲させて頂きました。まだ荒削りながらも凄いお酒だと思っていたところ、ワインインポーターの社長さんが「坂本さん、このお酒は凄いですよ」と、そっと耳打ちしてきました。
300本しか造られない贅沢な中取り酒です。
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純米大吟醸生酒(720ml)
山田錦(精米歩合45%) 2,200円(税込み)
ハークとカミッロが渡辺酒造で試飲したお酒の中で、「超吟しずく」より、このお酒のほうが好きだと言った時にはびっくりしました。味の乗りがこちらの方が断然良かったのでしょうが、丁寧な純米造りならではの、クリーンな香りに上品な味わいが良かったのでしょう。春の頒布会のお酒だったのですが、残りを買い占めました。この夏の大事なオススメ酒です。 |
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垂れ口秘伝生原酒(1800ml)
2,780円(税込み)
春の酒頒布会の時のお酒です。まだこれを持っているお店は皆無かと思いますが、非常に反響の大きかったお酒、大事に低温保管しています。作業があまりにも大変すぎて、次に造られる可能性が大変低い蓋麹法によるトロトロのお酒です。生酒で保管が難しい季節ではありますが、旨い酒です。熟成に耐える、ストラクチャーのある酒だと思います。このままどんな風に熟成するか、個人的に非常に楽しみなお酒です。
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超激辛にごり酒(1800ml)
(精米歩合55%) 2,780円(税込み)
元々にごり酒を造るのが得意な渡辺酒造さんが、初めて辛口のにごり酒に挑戦した品です。正直、頒布会でこの酒が出た時、まだ飲み頃ではないなと思いました。吟醸香が非常に心地良く、辛目の飲み口も申し分なかったのですが、もうちょっと待った方が旨くなるなと思いました。そろそろ飲み頃になっていないか、開けて試したいところです。 |
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蔵元の隠し酒(1800ml)
(精米歩合55%) 2,100円(税込み)
今年の春に突然リリースされたお酒です。昨年・一昨年は、秋口に発売されていたのですが、突然でした。アル添を極力控えた渡辺得意の辛口特別本醸造酒は、大きな仕込タンクで大量生産されるお酒とは異なり、少ない仕込みで丁寧な職人仕事から醸されるお酒です。たしか、吟醸酒をブレンドしてあるはずですが、香りが一ランク上です。1800本限定酒で、蔵元からは一瞬で売り切れたお酒ですが、坂本は1割以上仕入れていますので、まだちょっと在庫があります。普通酒+200円で手に入るなら、これを飲まない手はありません。
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非売品の酒(1800ml)
(精米歩合55%) 2,480円(税込み)
このお酒、非売品の名が示す通り、もともと市販品ではなく、某高級料亭に、こっそり売られていたお酒だそうな。そんなけしからんお酒を発売するやいなや、そのネーミングにも惹かれ、瞬く間に知れ渡り、年に一度の発売を、今か今かと待ちかねるお客様が出るほどの人気となりました。蔵元からは口止めされていましたが、「非売品なんて酒売っていいのか?」と、名古屋国税庁にタレこみがあったらしく、一時発売が危ぶまれたそうですが、なんとか今年も発売にこぎつけたようです。どこの誰がタレこんだのか?せこいまねを。人気があるのはネーミングと見た目だけではありません!!夏に氷を入れてロックで飲める、手の込んだ造りの堅固な酒質(アルコール分18〜19度)。クリーンで上品な香り、旨味が乗ってます。飲んで美味しいから人気があるのです。最近酒販店同士が奪い合ってますが、うちは25ケース(200本)仕入れました。もっと欲しくても手に入りません。あっという間に半分売れ、9月1日の時点で、残り12本程)です。 |
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かちわり原酒
1800ml 2,100円(税込み)
720ml 1,100円(税込み)
300ml 390円(税込み)
季節限定品です
「冷蔵庫でお酒冷やすスペースがないよ〜」という、お客様の意見から発案されたお酒。冷蔵庫で冷やさなくても、氷を入れてオンザロックで飲むイメージは非売品の酒とコンセプトが近いです。焼酎をロックで飲むのと近いイメージで、炭酸等で割っても。ペンギンの可愛いイラストも。
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夏のにごり酒
1800ml 2,210円(税込み)
720ml 1,160円(税込み)
300ml 450円(税込み)
季節限定品です
渡辺さんは、にごり酒の上手な蔵元さんです。私事ですが、飛騨に帰って1年半、にごり酒の旨さを渡辺さんから学びました。四季を通して、色々な楽しみ方があります。とかくバテ気味な夏は、氷で冷やしたにごり酒は、ミネラルをたっぷり含んだ健康補助飲料です。最初口に入れた印象は、やや辛口な飲み口ですが、、しだいに口の中で「モロミ」由来の米の旨味や、「麹」由来(かな?)の甘味が広がり、トータルではやや甘口に感じると思います。氷を放り込んでオンザロックで飲むのがオススメです。夏には夏のにごり酒。 |
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※上の文章のつづき・・・
話の内容が見えない文章で、大変恐縮ですが、私は渡辺酒造さんが、地元の味という伝統を守っている、グローバリズムとは反対の魅力、ワインで言うなら「テロワール」を尊重した酒造りをしている蔵元だと思うのです。
「飛騨は山国で、昔から肉体労働で疲れた体を癒すような、
米の甘味旨味が乗ったお酒がウチの酒の味なんです。」
・・・社長の次男で、営業のたかしさん。
「米の旨味が乗った、にぎやかな味わいの酒が造りたい!! またその為には、
飛騨古川の気候と、味のある酒造好適米「ひだほまれ」が不可欠だ。」
・・・杜氏の板垣さん。
渡辺酒造の暖簾をくぐって何度聞いた事でしょう。まさに経営者と蔵人の心が1つの方向に向いています。そしてそのコンセプトは非常に明快です。3年位前の私なら、時代を逆行するような、ただ甘いお酒を造っていると思ったに違いありません。しかし、その土地の味筋を守る事は素敵な事なのでは?と、最近思います。土地の個性を感じられる酒なんて、いいじゃないですか!!
ちょっと前に、名古屋周辺の酒屋さんと話をする機会があったのですが、「飛騨の酒は、高山まで観光で行って、ちょっと飲むには旨いんだけど、お土産に買って帰って美味しかった試しが無いんだよね。」と、言われたことがあります。何を飲んだか聞きませんでしたが、確かにどちらかというと飛騨のトラディッショナルな味筋は、ちょっと飲むには甘くて美味しいのですが、続けて飲もうとするとしつこくなるかもしれません。量を飲むお酒ではないかもしれません。肉体労働で疲れた人が、ちょっと濃い味付けの漬物や煮物をつまんで、1合〜2合キュッと飲んで、ばたんと寝て、次の日また頑張るお酒なのでしょう。それでいいんじゃないかと。
ひょっとしたら都会でデスクワークがメインのお客様には重過ぎる味かもしれません。しかし最近、名古屋や岐阜方面のお客様から、渡辺の酒のうけが良いのです。杜氏の言った「にぎやかな味わいのお酒」が、お客様に受け入れられているようです。自分達が気に入ったお酒が、お客様にも気に入っていただける。なんともありがたいことです。
以前他の酒蔵の紹介文章にも書きましたが、渡辺酒造さんも、綺麗な地下水を汲み上げて仕込み水として使っています。水は酒造りにとって命なので、その品質が変わらないかどうか、とても気を配っているそうです。この蔵の近くに温泉がありまして、そこの湯が茶色く濁るそうなので、うちの水は大丈夫かと、とても心配だとおっしゃっていましたが、取水深度がまったく違う(温泉はボーリングで、非常に深いところから取水しています。井戸は数10m)ので、地質学をかじった経験のある私としては、大丈夫だろうと安心しています。周りを非常に高い山に囲まれた、綺麗な水が自慢の蔵元です。
当然のごとくコンピューター制御の精米機を持っており、自分の蔵で精米しております。
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